#006国立民族学博物館(みんぱく)
万博記念公園の一角(太陽の塔の北西側)にそびえる「知の殿堂」が国立民族学博物館(みんぱく)です。世界中の人々が、どのような暮らしをしてきたのか、しているのか。約35万点の標本資料、7万点以上の映像・音響資料は、まさに「人類の宝」であり、同時に「千里の宝」でもあります。地元の方にもぜひ親しんでほしい!というメッセージを、教授の山中由里子さんから熱く語っていただきました。(2024年11月 制作「千里万国春」前田周)
組織・団体・グループ紹介
国立民族学博物館(みんぱく)
創設:1974年、開館:1977年。世界最大級の博物館機能、そして大学院教育の機能を兼ね備えた文化人類学・民族学の研究機関です。コレクションの一部は1970年万博の太陽の塔の地下展示から引き継がれていて、万博が千里に遺していった「世界への好奇心」を、今に伝え、発展させています。黒川紀章氏設計による建築は、まさに「成長する博物館」。メタボリズムの傑作と位置づけられています。
世界を9つに分けた地域展示と音楽・言語の通文化展示からなる「本館展示」のほか、特定のテーマを深く掘り下げた「特別展示」「企画展示」、誰でも膨大な資料にアクセスできる「図書室」「ビデオテーク」「探求ひろば」など、世界の暮らし・文化への興味がかきたてられるしかけがいっぱい。ゼミナール、研究公演、映画会、ワークショップなどのイベントも多数行われています。
「みんぱく」には、市民が支え、市民へのフィードバックを深める「かけはし」として、公益財団法人千里文化財団が運営する「友の会」もあり、地域に広く開かれています。千里という町は、まさに世界とつながっているんですね。
TEL: 06-6876-2151(代表)
565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1